Look For My Track

20代社会人で市民ランナー。当面はフルマラソン サブ2.8(2時間48分00秒切り)を目指して頑張るブログ。

Garmin「予想タイム」の計算式を推定してみた

投稿日:

ランTips

Garminは予想タイム機能があり、フルマラソン・ハーフマラソン・10km・5kmのタイムを予想してくれます。

説明書を見ると、日々の練習から推定したVO2MAX(最大酸素摂取量)から予想してくれているようです。
が、僕の予想タイムが「こんなん出せるわけねぇ~」ってくらい速く、さすがにこれはおかしい!と思い、いろいろ調べてみました。

予想 タイム
フル 2:30:27
ハーフ 1:11:53
10km 32:34
5km 15:41

同じように思っている人がいて、Garminの計算式を推測していました。

ガーミンのVO2MAXと予想タイムの計算式を推測してみました

こちらのサイトを参考にさせてもらい、Garminがどんな計算モデルで距離別の予想タイムをはじき出しているのか調べてみました。
途中までは上サイト様の焼き増しみたいなもんですが・・・

まず、計算する上での前提条件です。

前提条件
■私のVO2MAX1)Garminで測定できなくても、クーパーテストという推定式があります。
VO2MAX = (12分間で走れる距離 – 505) / 45
:66mL/(kg・分)
■私の体重:58kg
■酸素1Lで産出できるエネルギー2)厳密には、糖が完全に燃焼すれば1Lの酸素で5.47kcal、脂肪であれば4.6kcal程度のエネルギーが産生されるみたいです。https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/undou-kiso/undou-energy.html:4.85kcal/L
■1km走るのに必要なエネルギー3)走る距離と体重がきれいに比例するわけではないみたいですが、よく使われる式です。https://yase.tech/287.html:体重 × 1km = 58kcal

これをもとに計算していきます。

まず、1分間の最大酸素摂取量を求めます。これは、VO2MAXの定義から、

1分間の最大酸素摂取量
体重 × VO2MAX = 58 × 66 = 3828mL ≒ 3.83L/分

と求まります。

次に、1分間の最大酸素摂取量から、1分間で産出できるエネルギーを求めます。

1分間で産出できるエネルギー
酸素1Lで産出できるエネルギー × 1分間の最大酸素摂取量 = 4.85 × 3.83 ≒ 18.58kcal/分

と求まります。

最後に、この値を用いて、1分間に走れる最大距離を求めます。

1分間に走れる最大距離
1分間で産出できるエネルギー/ 1km走るのに必要なエネルギー = 18.58 / 58 ≒ 0.32km = 320m/分

と求まります。

Garminの予想タイムと1分間に走れる距離の関係を整理すると、次のようになります。

距離 Garminの予想 1分間に走れる
最大距離
1分あたりに走る
予想距離と最大距離の比率
予想タイム 1分あたりに
走る予想距離
フル 2:30:27 280m 320m 87.5%
ハーフ 1:11:53 294m 91.9%
10km 32:34 308m 96.3%
5km 15:41 319m 99.7%

というわけで、Garminの予想タイムは、僕のVO2MAXでフルマラソンを87.5%の力で走りきったときのタイムみたいです。
(5000mが99.7%ってほとんど100%で走ってるんで微妙な気がしますが・・・w)

冒頭に紹介した参考サイト様とほとんど同じような結果になりました。
参考サイト様でも触れられてますが、フルマラソンを85%超の力で走り続けるのは、普通の市民ランナーには酷な話なのでもう少し楽なペースが妥当なのでは?ってことです。

僕は持久力タイプではないので、70%くらいで計算してみます。

VO2MAXの70%で走ったときのフル予想タイム
(42.195 × 1000) / (320 × 0.70) = 188分=3時間8分

ん?これはさすがに遅いな・・・もうちょい割合を上げてみます。

VO2MAXの75%で走ったときのフル予想タイム
(42.195 × 1000) / (320 × 0.75) = 176分=2時間56分

僕の自己ベストは2時間55分くらいなので、妥当な結果ですね。
はい、というわけで、75%くらいの力で走ればいいみたいです。Garminは盛りすぎですね。

この割合は、持久系のランナーほど高くなりスピード系のランナーほど低くなりそうです。
ここでは、持久係数とでも呼びます。

これまでの結果を整理すると、Garminの予想タイムの計算モデルは次のように推定されます。※あくまで推定

$$\frac{距離(m)}{VO_{2}MAX(mL/(kg・分))×持久係数×4.85(kcal/L)}$$

このモデル式から、タイムを上げるためには次の2つをやるしかないようです。

  • 最大酸素摂取量を上げる(VO2MAXを上げる)
  • 持久力を高める(持久係数を上げる)

最大酸素摂取量を高めるにはスピード系(インターバル、タイムトライアルなど)の練習がいいと言われてますし、持久力を高めるのは言わずもがなLSDとかペース走ですよね。

つまり、この式はタイム上げたければスピードと持久力を上げろや!って至極当然のことを言っています。
ちょっと持久係数とかいう謎係数が出ているものの、なんとなく的は射ているモデル式だと感じています。

Garminの予想タイムは持久係数87%くらいで計算していましたが、逆に言うとこれくらい行けるポテンシャルは秘めているよってことかもしれないです。
例えば、「10kmのペース走を87%の力でできるようになる」といったように、フルマラソンの練習のための指標には使えるかもしれないです。
で、どんどん87%の力で走れる距離を伸ばせれば最高ですね、そんな簡単にはいかないと思いますがw

最後に、VO2MAXと持久係数とタイムの関係をグラフにしてみました。

VO2MAXが80で持久係数0.90だと世界記録も狙えるようなシミュレーションになってますね・・
みなさんは、どのレベルにいますか?

以上、Garminの予想タイムの計算式を推定してみる記事でした、が、あくまで推定です。
なにかご指摘あれば遠慮なくツッコミください!

References   [ + ]

1. Garminで測定できなくても、クーパーテストという推定式があります。
VO2MAX = (12分間で走れる距離 – 505) / 45
2. 厳密には、糖が完全に燃焼すれば1Lの酸素で5.47kcal、脂肪であれば4.6kcal程度のエネルギーが産生されるみたいです。https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/undou-kiso/undou-energy.html
3. 走る距離と体重がきれいに比例するわけではないみたいですが、よく使われる式です。https://yase.tech/287.html

スポンサードリンク




スポンサードリンク




-ランTips

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

2016年度のシーズン総括! なぜ3年ぶりにサブスリーを達成できたのか振返る

4月になりましたね。 僕がマラソンを真面目に再開したのは半年前のことなので、春のこの時期から目標に向けて始動するのは久しぶりです。 すでに今後のレースにわくわくしています。 はやる気持ちはいったん押し …

ランニングを継続するためのコツ!(続かない人向け)

僕が唯一継続できていることがランニングなんですが、学生時代の部活動も含めると、かれこれ10年以上走ってます。 けっこう前から続いてますよね、ランニングブーム。 北海道から沖縄まで日本の至るところでマラ …

2016年度の男子フルマラソンにおけるサブスリー達成率

どうも、最近仕事の忙しさを言い訳にあまり練習できていません、やばい。 結構前になってしまいましたが、マラソンランキングが出ましたね。 3月の古河はなももマラソンで滑り込みサブスリーしましたが、残念なが …

マラソンをおすすめしない理由を「依存症」と「健康面」から説明してみる

※半分ネタ記事です マラソンブームがとどまるところを知りません。 関東圏内の大会は、すぐに枠が埋まってしまったり、出場できても多くの人がごった返して待機場所やトイレに困ったり・・・などなど、レース出走 …

まだデータがありません。






にほんブログ村 その他スポーツブログ マラソンへ
にほんブログ村